(暁の寺ワットアルン)
用意されたホテルにチェックインしたらそのままベッドに倒れ込んで目が覚めたのは昼の12時すぎ。せっかくのタイ、バンコクで半日時間があるならと飛び起きた。
ホテルのレストランでタダランチをさっと詰め込んで、タクシーで街へ。タイはガイドブックも何も持ってなかったのでフロントにあったバンコクマップを一枚もらってきた。
タクシーでとりあえず王宮付近へ行ってもらう。前にバンコクに来たのは10年程前だ。なんだか街がずいぶん奇麗になっているような気がする。高架鉄道や地下鉄やと新しい交通網も出来てずいぶんと便利そうだ。
王宮はなにか行事をやっていて入れなかった。真夏のような暑さだが、ひさしぶりのタイがうれしくて歩き回る。チャオプラヤー川の渡し船は昔と何も変わっていなかった。船着き場周りの屋台も昔と同じ匂い。
川を渡って向かいにあるワット・アルンへ行ってみた。細かな装飾が高い塔の上までびっしりと覆っている。真夏の、12月だけど、青い空によく映える。
ひととおり見た後はまた川を渡り、ワット・ポーへ。大きな黄金の寝釈迦像がある寺だ。ここも懐かしい。
まだ時間があったのでもうひとつ、ワット・サケットへ行ってみた。
バンコクの街を見下ろすような小高い丘の上にある寺だ。ちょうどなにか行事をやっていて大勢の人で賑わっていた。寺の上では訪れた皆に花を一輪ずつ配って、みんながお経を唱和していた。15分程でひとしきりの行事が終わった。良い時に来れたらしい。
夕方、カオサンロードに行ってみる。
旅行者が集まるこの通りも昔何度か滞在したことがある。昔以上に旅行者があふれ猥雑で、怪しいような楽しいような独特の雰囲気。通りをぶらぶらし、屋台のパッタイを食べてチャンビールを飲む。
時間ギリギリ、ホテルへ戻って荷物を引き上げ、また空港へ向かった。明日はいよいよインド上陸だ。
つづく。。