二輪旅行

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シュラヴァナベルゴラへ|南インド旅行 15

2012年12月22日から2013年1月6日、南インドを中心に旅行してきました。

Shravanabelagola

(石像の足下で)

バンガロールのバスターミナルに朝一番に行き、7時発のシュラヴァナベルゴラ行きのバスに乗る。売店でジューストクラッカーを買っておいて朝食にする。ボロいローカルバスは通勤の人たちを拾ったり降ろしたりしながら郊外へ抜けて行く。シュラヴァナベルゴラへはおよそ3時間の行程だ。

田舎道に入ると小さな村をつないで行く。道沿いに広がる田園風景が気持ちいい。山羊の群れを率いて歩く子供や、干し草を満載にした牛車に揺られる老人など、素朴なインドの田舎の風景。

そんな風景を飽きずに眺めていると小さなシュラヴァナベルゴラの町に着いた。ここはジャイナ教の聖地で町の中心の岩山の上にゴーマテシュワラの像がある。
バスを降りるとすぐ目の前に岩山がせまる。荷物とサンダルをあずけさっそく石段を上り始める。

Shravanabelagola

入れ違いにお参りの人たちが降りてくる。挨拶しながら通りすぎる。振り返ると結構な高さがある。
山の上には寺があり、石塀をくぐり抜けるとゴーマテシュワラ像が現れた。

Shravanabelagola

一個の岩から削りだした石像としては世界最大級らしい。全裸なのは無所有の教義を、からむ蔦は建ったまま何年も瞑想したことを表している。

Shravanabelagola

参拝だけでなく沢山の子供たちが来ていた。学校の行事らしい。引率の先生たちもいる。

excursion for kids at Shravanabelagola

寺院の周りからはシュラヴァナベルゴラの町とその周りの平原が見渡せた。風が心地いい。子供たちと話したり、お互い写真を撮ったりとゆっくり過ごしてから山を下りた。

Shravanabelagola

少し買い物をしたり昼食を食べたりとその辺を歩いてみる。寺院以外は特に見所はないが、のんびりと落ち着いたいい所だ。一泊してみるのも良かったかもしれない。

次はマイソールへ向かうことにする。
シュラヴァナベルゴラからマイソールへは直通のバスは無いらしい。一度国道沿いのチャンナラヤパトナという町へ出て乗り換える。チャンナラヤパトナへはバスで15分程。シュラヴァナベルゴラのメイン通りを通るバスに乗ればたいていそこで停まる。
チャンナラヤパトナは少し大きい町で立派なターミナルがあり、マイソール行きのバスはすぐ見つかった。
マイソールまではまた2時間ほど。

チャンナラヤパトナからマイソールまでの道からの風景は素晴らしかった。大木が延々と両側に茂り、巨大な緑のトンネルが続く。

夕方、まだ陽が高く暑さが残る時刻、マイソールに到着した。いよいよ明日は元旦、年明けだ。

つづく。