2012年12月22日から2013年1月6日、南インドを中心に旅行してきました。
（ゴールコンダフォート）
インド最後の朝、ホテルを飛び出してリキシャをつかまえ、通勤通学の渋滞の中さっそくゴールコンダフォートへ行く。
ゴールコンダフォート1500年代に作られたという巨大な城塞跡だ。入場料を払って中へ入ると正面に全体像が一望できる。奥の尖塔の建つ丘の上までぐるっと廻る事が出来る。ほぼ朝一番に来れたので人も少なく、歩くのにも涼しい。
ゆっくり写真を撮りたいのでガイドは断って一人で歩く。遺跡は所々崩れかかってはいるが、特に立ち入り禁止でもなく殆どの箇所を見て回ることが出来る。
一応遺跡の中はルートがついているので迷う事は無いが、RPGの世界で面白い。
丘の上に上がればハイデラバードの街が一望できる。この日は朝から暑かったがここまでくれば心地よい風が吹いてとても涼しい。
午前中いっぱい見て回った後、入ってきた門のそばにあった食堂で軽く昼食をとり、またリキシャに乗ってQutub Shahi Tombs (王たちの廟)というところに行ってみた。
いわゆる墓所だが、イスラム風の大きな霊廟がいくつも建っていて静かに読経の放送が流れていた。
いくつかの廟は中まで入る事ができる。人は少なく静かで落ち着いた場所だ。
霊廟を後にし、またチャールミナールのある市の中心部へ向かう。昨日は夜の到着だったので上に登る事が出来なかったが、ハイデラバードの見納めにぜひ上がってみたい。
チャールミナールの下ではすでに行列ができていた。チケットを買って並ぶ。上に上がる螺旋階段は狭く窮屈だ。
中心部の吹き抜け部分とその周囲を歩く事が出来る。ここから見る大通りは格別だった。
このあとまたバザールをうろつき回り、買い物をしたり買い食いをしたりして過ごした。
夜9時頃、ホテルでタクシーを手配してもらい空港へ。あっというまのインド旅行は終わりだ。これから深夜発の便でタイのバンコクへ向かい、1日過ごした後また北京経由で日本へ帰る予定だ。
初めてのインド、しかもメジャーでない南インド中心のルートは正直面白いのかどうか不安もあった。だが、古来のドラヴィダ文化が色濃く残るマドゥライ、海辺の村、イスラムの街を見て回り、ピュアなベジタリアン料理からケバブやタンドーリの肉料理を味わい、リキシャ、地元のバス、寝台バスに列車に飛行機で移動し、沢山の人と話し、多くの経験が出来た。
まだ行きたいところは沢山有るが、いつかまたゆっくり旅行できる機会を待とう。
飛行機は定刻どうりハイデラバードを飛び立った。
つづく。
