2012年12月22日から2013年1月6日、南インドを中心に旅行してきました。
(ホテルの屋上からゴプラムが見える)
カニャクマリから帰ってきてマドゥライにもう一泊、今度はちょっと高めのホテルに入ってみた。エアコン(この季節必要ないけど)、Wi-Fi付き。さらにもう一度あの怪しいバーに行ってビール。
翌朝はのんびり屋上で朝食。高くてビックリするがトーストとジャムが久しぶりで嬉しい。
さてマドゥライも今日でおしまい、夜のバスでバンガロールへ向かう。見所と行っては寺ぐらいしか無いこの町に3日も滞在することになったが、歩いて行ける所になんでもありなかなか快適だ。マドゥライは生地屋や仕立て屋が多い。マドゥライに来たからには一つインドの服を作ってもらおう。
午前中は、テーラーをあちこち訪ねて回り値段や雰囲気を見ながら、ついでに安いサリーやスカーフなどを何枚か買った。オーダーの服は寺院横の古いバザールの中で営業している店で注文する事にした。生地を選んで採寸し、丈の好みなど決める。昼頃に注文すれば夕方には出来上がっている。少し模様の入った青とインドらしい真っ白で2着シャツを作ってもらった。
昼に西門の近くの食堂でミールスを食べていると、お参りに来ていた家族連れと話すことになった。せっかくなので写真を撮って送ってあげる事にする。ノートに住所を書いてもらう。タミル語なのでさっぱりだが、タミルナードゥ州までアルファベットで書いてあとはノートをコピーして貼付ければ大丈夫だろう。
毎日この辺りをうろついていると何人かは覚えてくれているようで時々手を挙げて挨拶してくれる。夕方まで生地やサリーの他にも金物屋でチャイのカップを買ったり、アクセサリーの店を冷やかしたりして過ごした。
夕食後ホテルに戻り荷物をまとめてチェックアウト。バスまで少し時間がある。もう一度だけゴプラムのそばへ行ってみる。夕闇の中、電灯が灯り暗くなってからも参拝の人が絶えない。中からは読経の声が響いてくる。
門の前でチャイを飲みながら塔門を名残惜しく見上げていると、ぽつぽつと雨が降ってきた。さようならを言われているような気がする。
バスターミナルまで歩く。チェンナイでバスを探すのに苦労したので、今回は前もって調べておいた。バンガロール行きのバスはすぐに見つかり、売店で水やクッキーなどを買っておく。
雨もいつか上がり、夜10時ちょうどに寝台バスは出発した。
つづく。