早朝、他の登山客も起き始めたので目を覚まします。コーヒー入れてパンを食べながら外を見ると霧雨。
6時ごろ新高塚小屋を出発。宮之浦岳方面に向かうのは自分だけのようです。小屋のすぐそばの茂みで屋久鹿がいました。
徐々に明るくなってきますが、やはり視界は悪く霧で下界は真っ白。
こんな岩場をいくつも越えて行きます。もう3月下旬で思ってたほど寒くもありません。
木陰の日の当たらない場所には所々雪が残ってます。
巨岩の転がる岩屋を過ぎてしばらく行くと
宮之浦岳山頂に着きました。九州最高峰、日本100名山の一つです。
ガスと強風で展望はありません。一瞬でも晴れないかなと期待しましたが寒いので諦めて進むことにします。
尾根筋を歩いて行きます。森林限界を越えているので笹のしげる木道が続いています。
開けたところまでやってきました。花之江河一帯です。天気はあいにくでも、岩と高山植物の広がる様はなかなか綺麗です。登山者ともほぼ会うこともなく、この空間を独り占め。
湿地帯に来ました。ここから淀川小屋のある方へ分岐を曲がります。
急な下山ルートを歩いて淀川小屋に到着。昼過ぎになったので軒先を借りて昼ごはんにします。静かな山中、雨音を聴きながら食後のコーヒーも淹れてゆっくり休憩。
さて、出発。標高が下がるにつれ雨が激しくなってきます。登山道が川のようになっています。流石のゴアテックスのシューズも少しずつ沁みてきました。
淀川登山口に到着しました。今日の山歩きはここまで。
舗装路を歩いて紀元杉のバス停につきます。激しい雨の中、屋根のないバス停で小一時間バスを待ちます。時間潰しに紀元杉を見物。
かなり大きな杉のすぐそばから木肌が見られるのでおすすめ。
バスを乗り継いで、今日は宮之浦まで行き、素泊まり宿に泊まります。荷物をを置いて、シャワーを浴び、近所の居酒屋で縦走完走を乾杯。
のんびりと夜を過ごしました。