今日はヌブラ渓谷から東へ、パンゴン湖を目指します。
宿の朝食を食べ、熱い紅茶をお代わりして、出発。ツーリングの朝はいつも気分が踊ります。
今日はとてもいい天気。
ヌブラ渓谷からシヨック川沿いに東へ。昨日の道との交差点に戻り、パンゴン方面への道に進みます。
しばらく快走のワインディングを進むと、パンゴンへの分岐がありますが、なんと通行止めの表示。道路を塞ぐ形で石が組んであり、ロープと注意喚起の旗が設置されています。
これはどうしたらいいのか?と道を見ていると別方向から来たトラックのドライバーに、ずっと北側を迂回するよう教えてもらいました。
とはいえ、Googleマップ上にはそんな道はなく、その迂回路へのルートもよくわかりません。
とりあえず途中にあった村まで戻ります。
すると、インド人のバイクツーリングのグループ、3台のバイクに4人が同じようにパンゴンを目指して走っていきました。村で地図を見ながら考えていると、そのグループも戻ってきます。
インドグループがそこらにいた人に何か聞いて回っているので、これは同じかなと思い、声をかけると、やはり同様にパンゴンへ向かうとのことだったので、ついて行くことにしました。
村人に道を聞きながら、ヌブラとの交差点まで戻り、川を渡って北側の道を西へ。そこから、多分これかなという道に入ります。
さらに田舎の村落の中を抜けていきます。この辺から道は完全にダート。ここの村人もこっちから行けるといっているようなので、安心して進みます。
村を抜けると、地平線の向こうまで続くダート。涸れ川の中に残る轍を辿って進みます。
インド人グループは休憩し始めたので、ここまで先導してもらった礼を言い、先に進みます。
しばらくダートの一直線を走ると舗装が復活したかと思った途端に停車するバイクの集団。
何事かと思ったら道路の工事ででかい岩を退けてる最中でした。重機が岩を動かして道を通れるようにするまで待機。
30分ほど待って開通。
この集団とはしばらく並走することになりますが、やはり技術もバラバラのツアー集団なので遅い。あちこちで川状になった水流を横切ったり、がれ場を抜けたりするわけですが、その都度1人ずつえっちらおっちら越えて行くので時間かかります。
そんなこんなで時間かかりましたが、なんとかパンゴン湖方面の分岐の村までたどり着きました。
村で給油して、湖に向かう方へ。途中環境保護目的の入場料を払います。
ここから湖まで、また延々とダートでした。といっても、工事用の車両が大量に入って、あちこち掘り返したり慣らしたりしていたので、すぐにでも舗装されそうです。
湖のほとりにつきました。最初に現れた村。宿泊施設の看板があちこち並んでいます。観光客の受け入れに地域を挙げて取り組んでいるようです。
いくつかの村を過ぎて、道路沿いのいい感じの宿に部屋をとりました。
とてもいい雰囲気の部屋。
宿のおかみさんと孫娘かな?
村の中を散策します。湖のほとりまで歩いてみました。
手積みの石垣が残っています。いちおう村中で放牧を行っていたようですが、今はあまり牛を見かけません。どうも、村を挙げて放牧よりも観光にシフトしている感があります。
仔牛がいました。
湖があるんだから漁でもすれば?と思いますが、ここは塩分濃度が高いらしく魚はいないらしい。夏は爽やかないいところですが、年中通してとなるとどんな過酷な暮らしなのかと想像してしまいます。
宿に戻ってお茶をいただきます。他にすることもなし。
夕食は、豆カレー。
夜も更けてきました。夜になると電気も来てひと安心。
電波も入らず、静かに本でも読んで過ごします。