二輪旅行

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マドゥライ到着|南インド旅行 08

2012年12月22日から2013年1月6日、南インドを中心に旅行してきました。

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(早朝のマドゥライ)

寝台バスはまだ真っ暗な5時前にマドゥライに到着した。バスを降りた場所がマドゥライの何処なのかさっぱり分からなかったのでトゥクトゥクに列車の駅まで行ってくれと頼んだ。駅まで数分の距離だったのでよく解らないまま決めた料金が高すぎたな、と思ったがしかたない。

駅から地図を頼りにミーナクシー寺院のある方向へ歩く。
まだ通りは人も少ない。一軒のトイレとバスルームと書かれた建物の前で大勢の男たちが上半身裸で下は黒い腰巻きで集まっていた。ここで沐浴をしてからお参りするのだろうか。
通りをいくつか曲がると目前に巨大なゴプラム(塔門)が見えてきた。

今回の南インド旅行、個人的なハイライトはこのミーナクシー寺院を見る事にあった。巨大なゴプラムとそれにびっしりと施されたヒンドゥーの神々の彫刻、この寺院こそドラヴィダ文化の中心と言う人もいる。

リュックを背負ったまま、塔門の前に立ち装飾を見上げるとため息が出る。早くもお参りの列が寺院の外側まで伸びている。寺の中からは読経の声が低く響いて聞こえてくる。
早く寺院の中に入ってみたいが、まずは部屋を確保したい。チャイをひと飲みしてからホテルが並ぶエリアまで引き返した。

何軒か見て回り、7時すぎになって一軒の安宿に荷物を解いた。普段あまり部屋をいくつも見比べたりしないのだが、満室の宿が多く時間がかかってしまった。クリスマスシーズンの休暇で参拝に来る人が多いらしい。安宿も高級なホテルも、どこのロビーでもインド人の家族連れ旅行者でいっぱいだった。

ちなみに南インドでは、「ホテル」というのは食堂やレストランのことを言う。宿泊施設は「ロッジ」「ゲストハウス」と呼ぶ。ただ高級なホテルはそのまま〜ホテルという名前がついているのでややこしい。
また南インド独特のシステムかもしれないが、宿泊は24時間制になっている。これはチェックインした時間から24時間後がチェックアウトタイムになるというもの。今回、早朝に町に着いたので明日は同じ朝7時にチェックアウトしなければならない。が、上手く使えば便利なシステムかもしれない。

つづく。