二輪旅行

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陽朔香港旅行〜7〜 興坪で漓江下りの筏に乗る。

Li river

 

陽朔から興坪まではローカルバスで45分程度。のどかな町、いや村かな。一泊するつもりなので宿を探します。川のそばの雰囲気のいいゲストハウスにうまく部屋がありすんなりチェックイン。

早速イカダのたくさん止まっている船着場に向かいます。が、呼び込みのおばさんがしつこい。取り囲まれて強引にチケットを買わせようとするのを振り切って退散しました。念のため値段を聞いてみると300元とか。それはちょっと高い。高すぎる。

町の中にも小さな店がいくつかあったので見てみることにします。川下りの写真を表に貼ってある店がいくつかあったので一軒で聞いてみることにします。物腰の柔らかい静かなおばさんが言うには150元程度。それくらいならまあいいかと思い、頼もうとすると今船頭をしている息子が川に行っているから後一時間くらいで帰ってきたら、という話になりました。

 

一時間の間に川のそばの小高い山に登ってみます。まさしく絶景。水墨画のような世界が広がっています。

 

Li river

しかしこれどのらいの高さだろう。

夕方になりもう一度店に行ってみるとちょうど船頭の若い男性が帰ってきました。でも男性は時間が遅いから、、と渋ります。なんとか説得して出航してもらうことに話が決まりました。 夕方なので通常行くコースの半分程度の距離でということで合意。それでも見たかった20元札に描かれた風景のポイントなど、主だったところは行けるようです。そして値段は時間が短い分100元になりました。

 

Li river

 ママチャリ2台に分乗して船着場に行きます。彼のイカダのロープを解き、そろそろと出発。やはり水面近くから見る漓江は格別です。現実とは思えないような景色が広がります。

 

Li river

 

途中しっかり20元札の風景も確認できました。

夕闇に落ちるか落ちないかのギリギリのタイミング、両岸に村も何もない漓江の途中で船のエンジンを切ります。かすかに聞こえる鳥の声だけが風に乗って届きます。日中の水面はたくさんの遊覧船やイカダがひしめき合うそうで、こんな静かな川面を独り占めできるとは本当に贅沢かつ幸運でした。もう遅いから、と渋っていた船頭も「この時間の漓江は最高だよ」などと言って、いつまでも川を眺めています。

くつろいだ時間を過ごし、すっかり暗くなったころ船着場に戻り、彼の店で料金を払います。腹減ってるか?と聞くのでもちろんというと、隣の麺屋でこの地元の名物桂林米粉を頼んでくれました。ここの米粉はなんとカタツムリの粉入り。とくだん変わった味ではないです。

麺をすすっていると隣のイカダ屋のお母さんが家のオカズでしょうか。豚肉の入った鍋を席まで持ってきてくれました。これもうまい。何度も礼を言ってありがたくいただきました。